2015年06月25日

■ イザベル・ゴーディン (川崎)

前回、サバイバルストーリーが好きだという話を書きましたが、それは、このイザベル・ゴーディンについて書くための前段でした。

サバイバル知識に興味があって、『世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術』(日経ナショナルジオグラフィック社)という本を読んでみました。

内容もまあまあおもしろかったのですが、ある印象的な話が、ある章のトビラに書かれていました。

それがイザベル・ゴーディン(Isabela Gordin)の話だったのです。

それを、抜粋すると。

良家に育ったペルー人のイザベル・ゴーディンは、重くたっぷりとした絹のドレスといういでたちで、1769年にアマゾンの熱帯雨林に足を踏み入れた。大西洋岸で待つ夫と再会するには、4800kmに及ぶアマゾン川流域を下っていくのが、最良の手段だと彼女は考えたからだ。しかし、その長い旅は結果的に、9人の同行者は飢えと渇き、病気、そして略奪者の襲撃によって命を落としてしまう。荷役の雇い人たちも、彼女を置き去りにしたのだ。

彼女は救出されるまでの2か月近くの間、ジャングルのなかをさまよい歩いた。現地の人間以外が彼女のような過酷な状況下で、たとえ数日間でも生き延びた例は、2世紀にわたるアマゾン探検史上ほかにない。ゴーディンは植物の葉にたまった水を飲み、卵や果実を食べた。毎朝目覚めるたびに「神様が今日も自分守ってくれた」と感謝し、よろめきながらも先へ進んだ、と彼女は回想する。


それで、さっそく彼女のことを調べようとウェブ検索したのですが、なんと、日本語サイトでは1件もヒットしませんでした。

10年前ならいざ知らず、今の時代に、こんなドラマチックな話がウェブ上に載っていないなんて!

今の時代、「ウェブに載っていないことは、無いこと」と思っている人もいるくらいなので、とりあえず、私がそのまま書いておくことにしたわけです。



ただ、英語サイトで検索してみると、ちゃんとウィキペディアに載っていました。

「Isabela Gordin des Odonais」

そして、彼女のこの話が、『The Lost Lady of the Amazon』という本になっていることもわかりました。

誰か翻訳してくれないものでしょうかね。
そして、映画化すれば、きっとおもいしろいと思うのですが。



posted by 「辻行燈」 at 11:53 | かわさき話

2015年04月04日

■ サバイバル好き? (川崎)

実は、サバイバルものが好きです。

ただし、自分が体験するのではなく、そういう話が好きなのです。
しかも、フィクションではなく、ノンフィクションもの。

さらに、「アウトドア好きな人が探検に行って、うっかり奥まで迷い込む話」(探検うっかり系)ではなくて、「一般の人が、飛行機事故などで危険なエリアに取り残されて、そこから生還した話」(一般人取り残され系)が好きなのでした。



思い起こせば、おそらく小学生になったかどうかのころ。
学習雑誌に載っていた記事に関心を抱いたのが、最初だったように思います。

その話は、飛行機事故でジャングルにひとり取り残された少女が、以前にお父さんから、「水の流れを見つけたら、どんなに小さな流れでも、それを辿っていけば、村に行き着く」と教えられていたことを思い出し、それを実践して助かった話でした。
(まさに「一般人取り残され系」です)

ふと、ネットで検索してみると、その話は有名らしく、「奇跡の詩」というタイトルで映画化もされているようです。

そのときに、「こういう事故は自分で注意しても避けられないかもしれないけど、その小さな知識がひとつあるかどうかで、生死が決まるんだ。そういう知識をたくさん蓄えておきたいものだ」と思いました。



その後、何十年かたち、アメリカのディスカバリーチャンネルが作成した、「I Shouldn't Be Alive」というテレビシリーズの存在を知りました。
(日本の番組名は、「Alive:奇跡の生還者たち」)

大自然の中で遭難したのちに、奇跡的に生還した人の体験談を、再現ドラマにした番組です。

この番組では、もちろん、「探検うっかり系」の事例が多いのです。
「アラスカの川でラフティング中に転覆して……」とか。
「探検旅行でアマゾン流域を訪れた3人が……」とか。
「雪山に出かけて、吹雪で遭難した親子が……」とか。

しかし、私はそもそも、そんな場所にみずから探検に行かないので、こういうのには縁がないのです。



でも、この番組は、「一般人取り残され系」の事例もけっこう扱っていたのです。

飛行機の故障などで、猛獣がうろつくサバンナとか、アラスカの雪山とか、大海原などに不時着してしまう話とか。
普通の航海の途中に船が転覆してしまい、人食いザメがいる海で漂流する話とか。

こういうのを見ては、「なるほど、一晩中海に浸かっていたら、皮膚がふやけてしまって、少し岩に当たっただけで危険なのね」「海で足をバタバタさせると、サメを引き寄せてしまうのね」などと学ぶのです。



どうやら、アメリカでは、サバイバルものが人気のようで、「サバイバルゲーム MAN vs. WILD」とか「THE NAKED」なんて番組もあります。

そういうのを見ながら、「川の水でも場合によっては煮沸が必要なのね」とか、「火をおこすときはこうするのか」とか、「動物を仕留めたときに、食べきれない大きさだったときは、燻製にしておくといいのだな」といった知識を仕入れています。

ちなみに、本当かどうか、そしてどうやってやるのかイマイチよくわからないのですが、ある冒険家が、「汚い水しかないのに脱水症状になりそうになったら、お尻から注入するといい」と言っていました。
(これは、ほんとに知っているかどうかで、生死が分かれそうです。ガセネタだったらすみません)

もちろん、これらの知識が役立つ状況に、一生陥らないことを祈っているのですが。



ちなみに、今回は、イザベル・ゴーディンという、ジャングルで遭難した18世紀の女性についての話を書こうと思ったのですが(ネット上に日本語情報がほとんどないので)、前振りだけで長くなったので、この続きは次回に。

posted by 「辻行燈」 at 13:31 | かわさき話

2014年11月14日

■ ウフィツィ美術館展 (川崎)

ウフィツィ美術館展に行ってきました。

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思い起こせば、2〜3年前のこと。
仕事で、『ダ・ヴィンチを知りたい。』『キリスト教をもっと知りたい。』というムックの編集をお手伝いしました。

Uffizi02.jpg

そのときに、ルネサンス美術とキリスト教について、かなり集中的に勉強しました。

自分で多少調べたりもしたのですが。
それ以上に、取材したある大学教授が、非常にやさしくわかりやすく解説をされたので、難しい内容もおもしろく感じ、「そうか、そういうことだったのか」という発見がたくさんありました。



仕事からずいぶん経ったので、細かい知識はだいぶ忘れていますが、それでも、あれこれ覚えていることはありまして。

例えば……。

・洗礼者ヨハネは、イエスに洗礼をしたとされる人物で、絵画に描かれるときは、十字架の杖を持っている。聖母子像として、マリア、イエスと一緒に描かれることも多い。
ヨハネはイエスと姻戚関係があるという説もあるが、おそらくフィクション。

・聖ヒエロニムスという聖書学者の修行中の絵には、トゲを取ってあげたというライオンが描かれる。
修行中、誘惑に負けないために、石で自分の体を打ち付けている。

・イエスが十字架から降ろされたときの絵や彫刻は、「ピエタ」と呼ばれ、必ず、手、脇、足の傷を描くルールになっている。
(たまに、釘や釘抜きを描いている絵もあります)

・ルネサンス以前は、「板にテンペラで描く」というのが普通だったけど、ヴェネチアが港町だったために帆布が注目され、「カンヴァスに油彩で描く」という組み合わせが生まれた、定着したとか。
(レオナルド・ダ・ヴィンチは、ちょうどこの端境期)

まあ、このあたり、知っている人に当たり前の知識であり、さらに絵の本質とは異なることではありますが。

それでも、その絵のいろいろな背景がわかればわかるほど、美術展での楽しみが増えるのも事実です。



それにしても、知らないことのほうが圧倒的に多く、事前にそれらの知識がきちんと頭に入っていれば、絵だけをじっくり観賞できるのにねー、と残念に思ったり。
(ま、500円をケチらず、音声ガイドを借りればいいのですが)

というのも、絵の説明のパネルのところに人が殺到して、それを読むのにすごくパワーを使うのですよねー。
人混みの位置にも偏りがあるし。

すでに海外のミュージアムでは、解説アプリがあるそうです。

日本の美術館でも、そして常設展ではない特別展でも、解説アプリが当たり前になる時代が来るといいですね。

posted by 「辻行燈」 at 14:56 | かわさき話

2014年10月16日

■ 持ち物整理 (川崎)

「45歳の誕生日になったら、毎年、荷物を1割ずつ減らしていこう」という話を、5年前に書きました。

あれから5年たちまして、予定どおりであれば、6割くらいになっているはずですが、ちっとも減りません。

本だけは、1年かけて自炊作業をしたもので、500冊分くらい減っているはずですが、それだけ処分した直後でも、あまり減った感じがしませんでした。

そして、もちろん、その後も新しく本を買うわけで、買ったときは、すぐに増えた感じがするんですよねー。
なぜでしょうか。



そんなわけで、ちっとも荷物が減っていないのですが。

この5年の間に、「断捨離」とか「生前整理」などという言葉が流行り、流行り言葉は嫌いなので使いませんが、世の中が、そんな流れになってきてまして。

45歳のときに、「老後に備えて持ち物整理」と言うと、みんなに「早いんじゃない?」などと言われたものですが、50歳の今、私がそれを口にすると、止める人は誰もおらず、5歳の年の差もあるけど、世の中が変わったのね、としみじみ思います。



そして、「親の生前整理」なんてことも話題になってきました。

うちの実家は、6年前に建て直したのですが、そのとき、両親はだいぶ思い切って処分したようです。

とは言え、私から見ればガラクタにしか見えない物が、今も、限りなくあります。

テレビ番組などでは、「親を説得して片づけさせた例」などが出ていますが、まあ、親の家で親が自由にやっているので、そこまで口を出すことはないかなー、と。

ただし、「特に思い出の品でもなく、大きな場所を占め、まったく使っていなくて、処分すれば生活がよりよくなりそうな物」というものについては、小さく説得を試みてますが。



以前、おもしろい写真集を買いました。

『地球家族―世界30か国のふつうの暮らし』という本で、カメラマンが、世界各国の一般的な家庭を訪ね、大型家具や家電を含め、家の中にあるすべての物を、家の前に並べて、家族と一緒に写真を撮っているのです。

発展途上国は、もちろん、少ないのですが、ヨーロッパの家庭もそれほど多いわけではなく。

断トツに多かったのは、日本の家庭でした。

あれを見たときも「持ち物整理をしよう」と思ったものですが、今また、小さな決意をしました。

追記:
どうやら私の記憶違いだったようで、上記の写真集をじっくり見直してみると、ヨーロッパの家庭の荷物も、そこそこ多いのに驚きました。
日本が断トツ、ってほどではなかった。
きっとヨーロッパは、家の前の空間が広く、そこに家具を並べるので、それほど多く見えないのかも。
あとは、家具が雰囲気が統一されているので、ゴチャゴチャ感が薄い、というのもあるかもしれません。

posted by 「辻行燈」 at 17:44 | かわさき話

2014年08月24日

■ 帰省とローカル線 (川崎)

今年のお盆も帰省しました。

いつものように、高校時代の友人と集まったのですが、今回は、いつも車で迎えに来てくれる友人に用事がありまして。

そして、そういうときは車で送ってくれていた母も、教え子のクラス会に呼ばれていて、都合がつかないとのこと。

「呉線」というローカル線で集合場所に行くことにしました。

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▲実家の最寄り駅。

集合時間を適当に決めようとしたときに、ふと、「いや、確か、適当に決めてはいけなかったはず」と思い返しました。

ローカル線は、都心の電車とはまったく本数が違っていて、時間帯によっては1時間に1本なんてこともざらにあります。

そういえば高校時代、みんなで集まるときは、上りと下りの電車の時間を調べて、両方にちょうどいい時間を選んだものでした。

今回、ある駅に1時に到着する電車を調べたところ、「12時49分着」というのがありまして。

「ちなみに、もう1本前は何時かな?」とネット検索してみたところ、なんと、「11時10分着」ではありませんか!

どうやら、時間帯によっては、間隔が1時間半だったりするもするようです。

※広島駅−広駅間は、そこそこ本数があるのですが、広駅以東になると、いきなり本数が減るのでした。

帰省のたびに、新幹線の広島駅から実家の最寄り駅まではローカル線を使っていたので、本数が少ないのは知っていたのですが。

その際には、事前に調べ、広島駅での乗り換え時間がなるべく短くなるような新幹線を選んでいたので、さほど意識していなかったかも。



呉線には、頑張ってほしいものです。

地方では、車が交通手段の中心になってきているけど、通学の足としては必要だし、交通弱者には必須です。

ちなみに、呉線は、景色がいいので有名です。
内田百閧ェ『阿房列車』で、広島に行くからには、呉線にはぜひ乗らねば、と書いています(薄い記憶ですが)。

鉄道ライターの人が選んだ、「景色のよいローカル線ベスト10」にも入っているようです。

次に帰省したときには、呉線沿いの風景の写真をもう少し撮ってみたいものです。

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▲実家の目の前の風景。
 (見えないけど)呉線は左端に通ってます。

posted by 「辻行燈」 at 15:00 | かわさき話

2014年07月25日

■ 停電 (川崎)

昨夕、空が暗くなってきたなと思っていたら、すごい雷雨になり、突然、停電になりました。

光と音が消えて、呆然とします。
そして、何か明かりを確保しなければ、と考えます。

震災後に購入した、ランタン型の懐中電灯が玄関にあるはずで、そこまで行くのに、スマホをライト代わりにしました。

懐中電灯の場所はすぐにわかったものの、買ってからほとんど使っていないので、どこにスイッチがあるのか、手探りではすぐにわかりません。
うー、ダメだ。

ボタンを探しながらも、「そういえば、電池が液漏れしないように、電池の一部を逆さに入れていたかもしれないので、それを確認しよう」と思いつき、電池の蓋を開けてみたところ……。

逆さに入れたかも、というのは記憶違いで、なんと、すでに液漏れを起こしかけているではないですか!

※父が、懐中電灯の電池を1個だけ反対に入れ、「こうしておけば液漏れしにくいし、電池を探さなくてもいい」と言っていたのですが、今、ネットで調べて見ると、電池を逆さに入れるのも液漏れの一因のようです。



考えてみると、震災からすでに3年。

このくらい入れっぱなしにしておくと、液漏れが起きて当然のようです。

液漏れは軽度のようなので、きれいにふき取って、新しい電池を入れればいいのかな、などと悩んでいるうちに、停電が終わり、電気がつきました。

懐中電灯の中をチェックしてみると、幸い、懐中電灯側に液や白い粉はついておらず、新しい電池を入れたところ、問題なく点灯しました。

いやー、震災直後は、あれこれ慌てて防災グッズを揃えたりしたのに、3年も経つと、すっかりと気が緩んでいました。

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▲これがランタンふうにも使える懐中電灯。



さて、今後の対策として、どうしておけばいいのでしょうか?

懐中電灯から電池を抜いてしまうと、いざというときに探すことになりかねません。

というわけで、電池の種類を検討して(ネットで調べても、何かいいのかわかりにくい)、向きは正しく入れ、絶縁シート代わりに紙でも挟んでおくことにしました。

そして、スイッチの位置も確認しました。

これを機会に、防災グッズなどの点検をしておきます。

posted by 「辻行燈」 at 12:11 | かわさき話

2014年06月29日

■ 本場仕込みのハム (川崎)

実家から、ハム、ソーセージのお試し詰め合わせを送ってもらいました。

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どうやら、母の教え子の弟さんという人が、ドイツへ修行に行き、私の田舎町でお店を出したようなのです。

ネットでそのお店を調べて見ると、公式サイトはなく、町おこし的なサイトで紹介されているページが、わりと情報がしっかりとしています。

そして、口コミサイトなどを見ると、「味はすごくいいのだけど、店は怪しくて入りにくい」といった意見が目立ちました。

あるブログには、「お店の紹介をブログに書いてもいいですか」と聞いたら、お店の人は喜んでくれたのだけど、ブログの読者数を告げたら、急に人がたくさん来ても対応できないと困っているふうだったので、店の名前だけを載せることにします、との内容が……。

なので、ここでも店名の掲載は控えておきます。
(写真を見れば、店名がわかりますが)

通信販売にも対応していないもよう。

さて、肝心の味のほうですが、微妙な味の違いがよくわからない私が食べてもわかるほどのおいしさでした。
(これは褒め言葉なのか?)

特に、ベーコン、生ハム、フライシュブルストがおいしかった!

賞味期限が1週間くらいしかなかったし、自宅仕事のピーク時期だったので、「自分で凝った料理をつくってみる」「友だちにおすそわけ」「友だちの家に持ち込んで一緒に食べる」といった選択肢が選べず、ほとんどそのまま、ワインのつまみとなりました。
posted by 「辻行燈」 at 15:10 | かわさき話

2014年06月01日

■ 自宅で仕事 (川崎)

 久々に自宅に篭もって仕事です。

 フリーランスではありますが、デスクを置かせてもらっている仕事場があり、ここ4年くらいは、そこの仕事が途切れず続いていたのでした。
 自宅でやる仕事は、わりと小規模なライター仕事くらいでした。

 今回、よその編集仕事をやることになり、1か月くらい自宅での作業が続きます。
 スケジュールが厳しいので、気分転換などで遊びに行ったりすることもなく、週末も含めて、ひたすら仕事です。



 昔は自宅仕事も多かったのに、久々すぎて、調子がつかません。

 通勤がなくて楽でいいや、と思ったのですが、どうも切り替えが難しい。

 「夜何時まで仕事」と決めればいいのでしょうけど、スケジュールに余裕がないので、「今日、少しでも進めておきたい」と思うと、夜、眠くなる直前までやってしまい、プライベートな時間がすっかりなくなってしまいます。

 それから、本を読まなくなりました。
 通勤時間って、短いようで、それなりに本を読んでいたいのでした。



 2週間くらいたち、ようやくペースが掴めてきました。

 しかし、もう少しスケジュールに余裕があれば、散歩したり、図書館に行ったり、プールに行ったり、友だちとランチをしたり、たまには映画や美術館に行ったり、ということを混ぜて、メリハリのある生活ができるのになぁ、と。

 そして、それはまさに、フリーになりたての20年前くらいの生活そのもので、あのころって、どうしてあんなに余裕があったのでしょうか。

 おそらく、ネットがなかったのと、景気がそれほど悪くなかったのと、そういうことが原因かと。

 ネットのおかげでいろいろなことが便利になり、私はかなりの恩恵を受けているのですが、それでも、あの牧歌的な生活を懐かしく思います。
 つまり、歳なのか……。

posted by 「辻行燈」 at 20:20 | かわさき話

2014年03月31日

■ パソコン購入 その2 (川崎)

 前回、パソコンを購入した話を書きました。
 さて、その続き。

 配達予定日は2月14日だったのですが、それは記録的な大雪の日で、何の連絡もなく配達を翌日にされてしまい、翌日に連絡してみると「昼過ぎになります」と言われ、さらに昼ごろに「すみません、明日になります」と連絡が入り……。

 というわけで、うちに届くまでもいろいろありました。



 さて、受け取ってからのこと。

 受け取った日が日曜日だったので、確かその日のうちに半分以上はセットアップしたのですが、困ったことがいくつかありまして。

 まず第一に、キーボードが小さすぎたこと。
 いやー、店頭で触ってみたのですよ。そして、ちょっと小さいけど、まあ、打てるよね、と思ったのですが、店頭で「あいうえおかきこくけ」と打ってみるのと、5000文字の原稿を1本分打つのでは、やはり違うのでした。

 今後、4〜5年使うであろうことを考えると、「あと1万円プラスしたら打ちやすいキーボードに替えてあげるよ」と言われたら(そんなサービスはありませんが)、すぐに飛びつきそうです。



 それから、次に困ったことは、17インチモニターと相性が悪いらしく、縦横が変な比率でしか表示されないことです。
 17インチモニターの入力は、「D-Sub15ピン」のアナログしか対応していないので、VAIOの出力の「HDMI」との変換ケーブルを利用するわけですが。

 仕事先で、ほかのモニターにも試させてもらいましたが、変換ケーブルを利用してうまく表示されるのもあれば、やはりダメなものもあり。

 「このモニターは今使っていないから、うまく表示できるなら貸してあげますよ」と言ってくれたやさしい人もいましたが、そういうのに限ってダメでした。

 というわけで、デジタルの良さが実感できる機種にするか、と思い、HDMI対応の21.5インチのモニターに買い換えました。とんだ出費です。

 でも、仕事先のモニターが、17インチから23インチになって、「大きいというのは、こんなに使いやすいのか!」と感動していたので、それはいいことにします。



 その後、いろいろ使いやすいように整えて、残りひとつだけ困ったことが……。

 それは、無線LANで接続している外付けHDDを、認識はするのだけど、アクセス権限がないとエラーが出てしまうことでした。
 ネットでいろいろ調べ、いろいろな解決法を試し、最終的になんとかつながりました。どの方法で解決したのかイマイチわからないのですが、どうも、自動取得していたパスを、サブマシンを見ながら、大文字小文字を合わせたりしてきちんと書き換えたことがよかったような……。

 そうなんですよ、こういうことひとつ取っても、サブマシンがあると、いろいろ便利なのです。

 というわけで、小さな後悔はいろいろありましたが、何とか、マシンの威力を最大限に発揮しつつ気持ちよく使える環境ができました。



 そして、父の遺品のWindowsXPマシンは、もう使うこともないので、自分のアカウントを削除して、実家に送り返しました。フロッピーディスクドライブまで付いている、かなりの年代物だったのですが。

 17インチモニターは、こんな古い機種でも欲しがる人がいたので、あげることにしました。

 いやー、3月中に、デジタル環境が整い、使わなくなった製品も処分できて、とても気持ちがすっきりしたのですが、その代わり、部屋の掃除が後回しになってしまいました。
 さて、次の週末には、部屋の片づけができるのでしょうか。
posted by 「辻行燈」 at 12:56 | かわさき話

2014年03月08日

■ パソコン購入 その1 (川崎)

 自宅で仕事に使うメインのPCは、東芝の12インチのモバイルノートで(dynabook SS RX2/W7G)、OSはWindows Vistaでした。
 そして、6年前に亡くなった父の形見(?)としてもらった、富士通のWindowsXPのノートPCを、サブマシンにしていました。

 サブマシンはほとんど使いませんが、メインのPCはよく故障して、6年間に同じような熱暴走の症状で3回も修理に出したので、そのあいだは重宝しました。

 というわけで、自宅で仕事をしていると、サブマシンがない状態というのは、やや不安です。

 なのに、WindowsXPが、この4月からサポートを終了するではないのですか!

 というわけで、新しいPCを購入することにしました。
 そんな消極的な理由なので、イマイチ、気分がウキウキしないまま……。



 東芝の上記の機種は、DVDドライブ内蔵なのに1.1キロ弱で、画面の大きさも何とか編集作業ができるサイズで、使いやすさと携帯性のバランスが絶妙でした。
(自宅では、17インチのモニターに出力して使っていたので、画面の大きさが気になるのは、外で仕事をするときだけですが)

 同じ12インチのPCを探したのですが、最近は流行りでないらしく、ほとんどが、11インチか13インチです。

 どちらにするかかなり悩み、バッグの大きさやモニターのサイズなどを検討し、11インチが有力候補となりました。
(この時点で、候補はVAIOに絞られたのでした)

 店頭で触ってみて、画面の大きさもなんとか大丈夫そうだし、キーボードの具合いも許容範囲だな、と。なんせ、重さが770グラムというのは、かなり魅力的です。

 あ、そうそう、VAIOが魅力的なもうひとつの理由は、Windows7にダウングレードしてくれるサービスがあったため、です(法人限定)。
 Windows8は、仕事でだいぶ使いましたが、どうにも使う気になれず……。



 で、ようやく決心がついて、ソニーのネットショップで購入しました。
 1月下旬のことです。

 その数日後に、春モデルが発表されて、同じ条件の商品が1万円安くなりました。ガッカリ。

 そして、さらにその数日後、今度は、ソニーがVAIO事業部を売却、というニュースが……。

 商品が届くのが、購入の3週間後くらいだったので、実際に手にする前に、がっかりな情報が次々と流れてきたのでした。

(この話、続く)
posted by 「辻行燈」 at 16:17 | かわさき話

2014年02月05日

■ スマートフォン買い換え (川崎)

 昨年末、2年近く使ったスマートフォン(Android)が不調になり、我慢できなくなり、iPhoneに買い換えました。
 ついにリンゴの会社に取り込まれてしまいました。

 iPhoneにした理由はいくつかあるのですが、主に以下の点から。

○セキュリティ面でやや安心
○設定を含めた、一括バックアップの簡単さ
○英語学習アプリが充実
○内蔵カメラがけっこう優秀
○「ミュージック」アプリに期待
 (Androidの各種音楽アプリはどれもイマイチで)
○解説本等の仕事では、基本的にiPhone画面を使用
○海外のホテルでのWi-Fiのつながりやすさ(グアムでの経験から)
○動作のトータルな安定感

 仕事でiPhoneを長期間借りて使っていたこともあり、だいたい上記は期待どおりでした(ミュージックアプリが、もう少し使いやすいと思ったけど)。



 が、予想していたことも含め、Androidよりダメなところもあれこれ。

○日本語入力がやりにくい。
 (辞書の賢さ、変換履歴を覚える賢さ、カーソル移動キーの有無、モード切り替えの簡単さなどの点から)
○日本語入力がやりにくいのに、IMEを選べない
○標準「メール」アプリは、Gメールもプッシュで受信できない
○標準「メール」アプリで返信時、相手のメールをワンタップで引用/非引用に切り替えできない
 (Androidでは可能なアプリあり)
○標準「カレンダー」アプリで、月表示にすると、スケジュール内容が表示されない
○設定変更の場所がわかりにくい
 (たとえば何かの着信音を変更したいとき、「設定」アプリから行うものや、アプリ内で直接行うものや、アプリによって操作がマチマチ)

 以上が、「なんだ、使いにくいな」と思っている点で、対応策として、「Gメール」アプリを着信通知用に使ってみたり、上記のダメな点がクリアされているアプリがないか、探したりしているのですが、じっくり取り組む時間がなくて、いろいろペンディング状態です。

 どなたか、上記のデメリットが解消されていて、なおかつ使いやすい「メール」アプリ、「カレンダー」アプリをご存じの方がいたら、ぜひ、こっそり教えてください。



 何か(家電とかIT機器とか)を買い換えたときに、前のものにあった機能は当然あると思っていて、それがないときはかなりショックなので、たいてい事前にじっくりと調べるのですが、どんなに調べたつもりでも、やはり見落としがあることもあり、また、すべてを兼ね備えたものがないこともあり……。

 そんな些細なストレスに惑わされないような人生を送りたいと思いつつ、凡人は、今日も小さくイライラしながら、iPhoneを使うのでした。
posted by 「辻行燈」 at 16:36 | かわさき話

2014年01月06日

■ 一眼レフカメラ、再評価(川崎)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。




 最近はスマートフォン内蔵のカメラが優秀になり、普段は、コンパクトデジカメさえ持ち歩かなくなりました。SNSに投稿するなら、スマホで撮ったほうがあとが楽だし。

 そして、ミラーレス一眼という、一眼レフカメラの小型のようなものが登場して、ちょっと頑張って撮影するときも、一眼レフカメラを持ち出さないことが増えていました。
 やはり、大きくてかさばるので。

 が、そうは言っても、やはり、一眼レフでないと撮れないものもあります。
 動きの速い子どもとか動物とか。

 でも、最近まで、そういう被写体を撮る機会もなかったのですが。



 ここ数年、親戚のうちに子どもがたくさん生まれまして、年に数回は会うので、そのたびに、スマホのカメラ、コンパクトデジカメ、ミラーレス一眼、と撮影してみたのですが、やはり、うまく撮れないのです。

 一眼レフと比べると、AF速度が遅くてシャッタータイムラグが長いし、ピントを1個所にピタリと合わせるのが難しいし、撮像素子が小さくレンズも暗い(開放F値が大きい)ので背景がきれいにボケないし……。なので、頑張って撮ったわりには、傑作が撮れず……。

 これらを解決すべく、ホコリをかぶっていた一眼レフカメラを取り出し、普及タイプの標準ズームレンズでは力不足なので、単焦点の明るいレンズを新たに購入しました。
 持ち歩きが楽になるように、かさばらないパンケーキレンズです。

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 まずそれで、東京在住の「従姉の孫」とネコを撮影したところ、なかなかかわいく撮れました。
 絞りF2.8でもかなり背景がボケて、ピントもそこそこ合い、また、被写体ブレもあまり起こらないのです。

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 それに味をしめて、帰省時に、おもに広島県在住の「従兄姉の孫たち、計4名」とネコを撮影したところ、やはりそれもよく撮れました。

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 親戚での評判もよく、ひとりのお母さんは、以前から一眼レフカメラの興味があったらしく、私が写真をアップした2日後には、一眼レフカメラを購入したほどです。

 というわけで、「ミラーレス一眼がこんなに優秀になったから、もう、かさばる一眼レフはいいよね」と思いかけていたのですが、ここまでの実力差を見せつけられ、認識を改めているところです。

 光学的に「もうこれ以上のコンパクト化は無理」という限界はあるのでしょうけど、「一眼レフ初級機+明るいパンケーキレンズ」が、中くらいのミラーレス一眼くらいの大きさになるといいなぁ。
posted by 「辻行燈」 at 08:56 | かわさき話

2013年12月11日

■ クレジットカードの変更手続き (川崎)

 諸事情がありまして、メインで使っているクレジットカードを変更することにしました(ま、簡単に言えば、年会費が倍くらいになるからなのですが)。

 数年前から「陸マイラー」になっていて、クレジットカードで払えるものはすべて払ってマイルを貯めているので、毎月の自動支払い系の切り替え手続きが大変です。

 これらの手続きを、クレジットカードの解約前にせねばならず、クレジットカードの解約は年会費の引き落としよりも前に行わなければならず、それが差し迫っていたので、先月末から大急ぎではじめました。



 まず、そういう毎月自動支払い系のものがどれだけあるのか、書き出してみました。

●光熱費関係:3(電気、ガス、水道)
●通信関係:3(固定電話、携帯電話、プロバイダ)
●年金・保険系:3(国民年金、生命保険、入院保険)
●IT系サービス:3
●その他:2

 というわけで、14個所の手続きが必要です。

 全部がネットで手続きできると楽ちんだと思いませんか? 実際、ネットで手続きしたら、1サービスあたり、5分もあればできるのです。

 でもね、今どき、できないところがたくさんあるのですよ。

(1) 電話で申請書の郵送を依頼し、記入して、返送(保険系)
(2) ネット申請書の郵送を依頼し、記入して、返送(電気、水道、その他)
(3) ネットで申請書PDFをダウンロードして、記入して、郵送(国民年金)

※電気は、一部カードはネット上で登録できるようですが、私のカードはダメでした。



 けっこう手間だし、時間も食うし、ほんとにひと仕事です。

 ネットでクレジットカード番号を入力する危険性は、もちろんあります。
 ありますが、それは、ユーザー側が選択すればいいわけで……。

 生命保険などの手続きが慎重なのはわかるのですよ。いろいろ犯罪との絡みもあるだろうから。

 でも、それ以外の「国民年金」「電気(東京電力)」「水道(東京水道局)」については、たぶん「怠慢」が原因ですよね?
 競合企業がないってことは、こういうことか、と。

 水道局はよく知りませんが、ほかは「わけあり」なところだし、「わけあり」はこういうところにも現れているのか、と思った次第です。

 国民年金については、「申請書を受け取ってから、切り替えに2か月くらいかかる」と言われ、「ほかの一般企業ではそこまでかからないと言われているのに、どうしてそんなにかかるのでしょうか?」と聞いたのだけど、納得できる回答はなく、もちろん、「それは我々が公務員で、ユーザーのために頑張っても頑張らなくても、給料は同じだから、面倒なことはしたくないのです」などと自ら言うわけはなく。

 そして、毎月自動支払い系ではない、その他のネットサービスについても、コツコツと「支払い情報」をコツコツと変更していかねばならないのですね。



 そしてそして、もしも、今、引っ越しでもしようものなら、いったいどれだけのサービスに対して住所変更手続きをせねばならないのか、と思ったら、ちょっとゾッとするのでした。

 昔は、ずっとシンプルでしたよね。
 いろんなことが、確かに便利になっているのだけど、あんなシンプルさも、ちょっと懐かしいのでした。
posted by 「辻行燈」 at 12:04 | かわさき話

2013年11月11日

■ 話を聴くということ (川崎)

 友人が、「傾聴ボランティア」の入門セミナーを受けてきたそうです。

 傾聴ボランティアというのは、「だれかに話を聴いてほしい」という人の話し相手になるボランティアのことで、震災などを通じてだいぶ普及してきたようです。
 大震災などの辛い体験は、周囲に同じ境遇の人が多すぎると、また、話しづらいらしく、そういうときには、元々のつながりのない第三者がお話を聴くほうがいいのだとか。
 もちろん、高齢化社会の日本では、グループホームなどでの需要もあるわけです。

 その友人は、人の話を聴いたり、相談に乗ったりするのがすごく上手な人で、私はそういう人を密かに「カウンセラー体質」と呼んでいるので、ぴったりだと思うのでした。

 それで、どういう態度や要素が「カウンセラー体質」なのかと考えてみると、いくつか見えてきました。

・受容と肯定
・共感
・(話を聴いたあとで)同じような悩みを話す
・求められたらアドバイス

といったあたりでしょうか。

 私は、大学のころから精神医学とか精神疾患に関心があり、医者のカウンセリングも受けたことがあるので、なんとなく、カウンセラーの「正しい態度」とか「言ってはいけないこと」などを多少は知っているのですが、友人はおそらく「勉強」とかではなくて、そういうことが身についているのでした(だから「体質」)。
 この友人だけではなく、周囲には、ほかにも数名こういう「体質」の人がいて、私は非常に助かっています。



 でも、おそらく、(私を含めて)大多数の人は、上記のことの「逆の態度」をとっている気がします。

 たとえば震災の被災者や犯罪被害者などが、人から言われて落ち込んだこととして、「たいしたことじゃない」「もっと大変な人もいる」「いつまでも引きずってないで元気にならないとダメだ」などを挙げていましたが、確かに、そういう「逆の態度」はけっこう身近にもあります。

・相手の悩みの否定や軽視
・負担になるような励まし
・「こうあるべき」という像の押しつけ
・相手の話をろくに聴かずに自分の話をする(相手の否定的要素を含む)
・求められてないのに上から目線のアドバイス
・求められてないのに相手の分析
・相手の不安が増すような情報の提供

 まあこれは、話しているときの人数とか状況によっても変わるわけで、「相談がある」と言って1対1で会うときと、飲み会でほかの人もいるときとでは、同じ人でも態度が変わるでしょうから、「個人差」というよりも、「状況差」という側面もあります。

 また、「上から目線のアドバイス」というのはイヤなものだけど、誰かのちょっとしたひと言で救われる人もいるわけです。

 そして、こういうことを書きながら、上記の項目はすべて、自分でもやっているような気がするので、私は「カウンセラー体質」ではないのだな、と自覚しています。



 高齢化社会になり、コミュニティの崩壊やネットの普及などで個人が分断されていくと、「カウンセラー体質」の人がますます求められるのでしょうね。

 きっと、「カウンセラー体質」ではないのに、自覚もないまま、基本的な勉強もせず、うっかり傾聴ボランティアなんてのをやってしまって、相手を傷つけている人も、少なからずいるような気がします。

 長々と書いてきたけど、要は、「センシティブな人に対する想像力」というがあるのかないのか、って話ですかね。

 それに加えて、職業としてのカウンセラーには、忍耐力とか、分析力とか、客観性とか、自分の心の安定性とか、そういうことも必要みたいです。

 たぶんあまりそういう素質がないであろう私としては、勘違いをして傾聴ボランティアなどしないように気をつけつつ、せめて周囲の人には上記の「逆の態度」をとらないことを心がけたいと思います。
posted by 「辻行燈」 at 12:34 | かわさき話

2013年09月23日

■ 自信の種類について(川崎)

 精神科医の水島広子という人をご存知でしょうか?

 数年前に、民主党から衆議院議員として立候補して当選し、数年間は国会議員をしていたはずです。
 彼女が国会議員になろうとしたのは、確か「精神を病んで病院を訪れる人があまりに多い。それはこの国のいろいろなシステムが悪いのではないだろうか。それなら、政治家になって政治のほうから日本のシステムを正していくほうが早いのではないかと考えた」といったような理由だったと記憶しています。
 彼女の政治家としての実績は、ウィキペディアに多少書かれている以外はよくわからないのですが、2期ほどで辞めて、医学の世界に戻っていったようです。



 先日、Amazonで検索をしていたところ、彼女の著書を多数発見しました。
 そして、驚いたことに、どの本も、レビューでの評価がえらく高いのでした。

 というわけで、とりあえず何冊か読んでみました(タイトルが自己啓発書っぽくて、恥ずかしいものもあるのですが)。

 なるほどと思ったのは、『本当の自信を手に入れる9つのステップ』という本の中で、「DOの自信」と「BEの自信」について書かれていた部分でした。

 「何ができるのか」「どんな仕事をしてきたか」ということが根拠の「DOの自信」というのは、もろいものである、と。

 そして、[本当の自信」というのは、「DOの自信」ではなくて、「BE(あり方)の自信」からくるのである、と。



 考えてみると、私自身、ずっと「DOの自信」を根拠に生きてきた気がします。

 友人にこの話をしたところ、これはよく言われていることらしく、さらに、「HAVEの自信」というのもあるそうな。
 つまり、学歴とか、財産とか、持ち家とか、ブランド品とか。

 でも確かに、特に目立った仕事の実績があるわけでもなく(あっても自慢するわけでもなく)、特にうらやましがられるような物を持っているわけでもなく、でも、いるだけでなごみ、なぜかみんなに好かれる人というのがいるんですよね。

 そして、そういう人は、平均的な人に比べると、確かに、どっしりと構えて見えるのです。
 たいていの人がある程度は抱いているような、「人にどう見られるのか」「○○しないと嫌われるのではないか」といった不安が極端に少なく、その結果、人に必要以上に合わせたりしないし、自由にやっている感じがします。

 この年齢まで、そういうことをほとんど考えず、仕事などを中心にして「もろい自信」をはぐくんでいた私としては、今、いろいろと反省しつつ、どうすれば「あり方の自信」が持てるのか、あれこれ考えているところです。

 もう、ずいぶん前に「不惑」の歳は過ぎたはずなのに、なかなかそうもいきませんねー。
posted by 「辻行燈」 at 11:47 | かわさき話

2013年07月20日

■ 屋久島旅行 2 (川崎)

 母を連れての屋久島旅行について、詳細報告をしようと思っていたのですが、あれがわずか2か月前の出来事とは思えないくらい、その後にいろいろありまして……。
 時間の流れって、不思議です。

 とりあえず、屋久島のお話が中途半端だったので、その報告などをしておきます。

 今回は兄も一緒に行き、島内ではレンタカーを借りて、有名どころを見て回りました。
 以下、有名どころ巡り報告です。



●白谷雲水峡

 「もののけ姫」の絵コンテのモデルになっているという場所です。
 30分くらいかけて、舗装されている山道を登り、渓谷沿いの遊歩道を、自分の体力に合わせたコースを歩いて散策する感じです。

 歳のわりには元気な母ですが、1年くらい前から膝が痛くなっているというので、なるべく高低差のない、30分コースにしました。
 ただし、二代杉まではけっこう楽ちんなコースだったので、二代大杉まで行ってきました。

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▲二代大杉。

 道のない巨大岩の上を歩いたり、渓流を渡るのに苔むした岩の上を歩いたりするので、母を心配しながらという感じでしたが、何とか無事に。

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▲白谷雲水峡から下山するときの眺め。



●千尋(せんぴろ)の滝

 小さな滝に見えますが、左は大きな1枚岩で、大雨の翌日は、ここをゴウゴウと水が流れるらしい。

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▲当日の千尋の滝。

 我々が行ったときは、晴天続きのあとで、こんな感じでしたが。

 年配の女性二人組に写真撮影を頼まれましたが、なぜか、露出補正がプラス1になっていたので直してさしあげました。
 そして、フラッシュが強制発光になっていたので、わざとしているのか聞いたら、そうでもないようなので、それも直してあげました。



●トローキの滝

 タクシー運転手が教えてくれた、日本で2か所しかないという、川の流れがそのまま海に落ちるタイプの滝、だそうです。

 どうやら、滝の真横あたりから眺められるように、道路から滝のあたりまで降りていく新しい遊歩道ができていたようなのですが、それがわからず、「屋久島ボタニカルリサーチパーク」という植物園の展望台から眺めたのでした。

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▲小さくしか見えなかったトローキの滝。



●ヤクスギランド

 ヤクスギランドというのは、名前が軽薄そうなわりに、苔むした倒木がなどがあちこちにあるちゃんとした森で、ここも、体力に合わせた散策コースを回れば、名前の付いているような立派な屋久杉がいくつか見られるわけです。

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▲ヤクスギランド内の木々。

 あいにくの雨だったので、合羽を着て、傘を差して、滑らないように気をつけつつ、写真を撮りたいときは、お互いが傘を持ち合う、という、やや滑稽な散策となりました。



●紀元杉

 ヤクスギランドから、車で15分程度のところにある、すぐ近くまで車で乗り付けることができる、樹齢3000年の有名な屋久杉です。
 この木を囲むように木道が設けられていて、木には、ほかの植物が多数着生しています。

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▲紀元杉を下から眺めるの図。



●中間(なかま)

 ウミガメの産卵場所でもあるらしい。

 「夜に中間や栗生に行けば、カメの産卵が見られる」と言われましたが、夜に外出する元気がなく、旅行最終日に、ちょろりと覗きに来た程度でした。

Yakushima06.jpg
▲中間のウミガメ孵化場(らしい)。

 そういえば、この旅行のあとに、震災復興費が違う目的に流用されているというニュースが流れましたが、その中に、「屋久島でウミガメの卵を数える仕事の人件費」ってのもありましたね。



 なんだか2か月も経って書いてみると、ずいぶんあっさりとした旅行のようです。

 現地でIT端末を使って情報を収集したり、「今日はどうする?」「お昼や晩はどこで何食べる?」とあれこれ悩んだり、霧の深い狭い山道の運転で苦労して「これなら送迎付きガイドを頼めばよかった!」と小さく後悔してみたり、母の腕時計の電池が切れたのでホテルの人に時計屋を聞いて寄ってみたり、ヤクスギランドでは神奈川と愛知から来ていた二人組の女性と言葉を交わしたり、屋久島に朝刊が届くのは夕方だと知って驚いたり……。

 というように、あっさりと書いた以外にも、道中にいろいろなことがあり、もしも私が小学生であれば「小さな発見、小さな驚き」がもっとたくさんあって、それを後々まで反芻できるのではないかと思うのです。

 でもこれらのことも、1年経てば、けっこういろいろ忘れている予感(自信)があります。

 小学生のころのような何を見ても素直に驚けるような感性と、それを覚えておく記憶力がなくなっていることに、(もちろんとっくに気づいていますけど)今、このブログを2か月経って書いたことで再認識してしまい、やや寂しい気持ちになっているのでした。
posted by 「辻行燈」 at 16:14 | かわさき話

2013年05月25日

■ 屋久島旅行 1 (川崎)

 5月14日〜17日に、屋久島に行ってきました。

 思い起こせばもう12年も前のこと、屋久島のガイド本の仕事をしたときに、「魅力的な場所みたいだし、行ってみたいな」と思ったのがはじめでした。

 その後、2006年に、父の喜寿祝いの旅行先として、「屋久島か台北か、どちらかに行こう」ということになったのですが、父が選んだのは、台北でした。

 理由は、「国内旅行は、これからもいつでも行ける気がするから」でしたが、翌年に体調を崩し、年末年始の家族の大阪&京都旅行にも行けず、父が旅行に行ったのは、台北旅行が最後になりました。
(しんみりしますね)



 その後、母の口から、屋久島の名前がときどき出ました。

 私の田舎町の中学校に英語を教えに来ていたアメリカ人女性がいたのですが、日本中を積極的に旅して回っていた彼女に、母が、「どこがいちばんよかった?」と聞いたら、「屋久島」と答えたそうです。

 それから、伯母が屋久島をすごく気に入っていたらしく、母に、「屋久島に旅行に行くことはないの? もし行くなら、じゃまはしないから、どこかに行くならホテルで待っているから、連れて行ってほしい」と言っていたそうです。
(その伯母も亡くなりました。しんみり……)

 そんなこともあって、母は屋久島に興味を持っていたらしいのです。
 が、母は、知り合いから旅行に誘われたらホイホイと行くのですが、自分から計画を立てて旅行をする、ということがありません。

 親戚に「お母さんの歳になったら、子どもと旅行に行くのが楽しみなんだから。できるだけ一緒に行ってあげなさい」なんて言われたこともあり、今年の年頭に兄と相談して、母を屋久島に連れて行く旅行計画を立てました。

 7年前は、「屋久島に行くなら、もちろん縄文杉まで行く」と主張していた母ですが、1年前くらいから膝が痛くなってきたらしく、「それはもう無理」と言うので、レンタカーを借りて、「車で行ける範囲+遊歩道などの散策」ということになりました。

 いわさきホテルに泊まって、白谷雲水峡、ヤクスギランド、西部林道あたりを回れば、もう十分だね、ということになり、あまり計画を立てないまま、出発となりました。

yakushima01.jpg
▲いわさきホテル。

 ちなみにホテルを予約したのは2月で、「仕事のスケジュールが事前にわかっていれば、こんなに忙しいときにしなかったのに」というくらいの時期だったのですが、関係者には事前に、「この期間はいませんから」とさんざんアナウンスをして、出発の前に、ほかの人に振れるだけ振って、投げるだけ投げて、何とか出発した次第です。
 こういう事態をおそれて、ずっと仕事最優先でやってきましたが、何とかなるものなのですね。

(この話、たぶん続きます)
posted by 「辻行燈」 at 12:02 | かわさき話

2013年04月26日

■ ある作曲家の話 (川崎)

 佐村河内 守(さむらごうち・まもる)という作曲家のことを、NHKスペシャル「魂の旋律〜音を失った作曲家〜」で知りました。

 広島出身の作曲家なのですが、14年前に両耳の聴力を失いつつも、非凡な能力をもち、絶対音感を頼りに作曲を続けているそうです。

 「交響曲第1番 HIROSHIMA」というのを発表し、プロから絶賛されて、2年前に発売されたこの曲のCDが、クラシックとしては異例のロングセラーになっているらしい。

 この番組では、宮城で被災した女の子ために、鎮魂曲を作曲する約束をした彼が、それを完成させ、演奏会を見届けるまでの姿に迫ります。

 これだけ聞けば、「障害を乗り越えて、すばらしい作品をつくり続けている芸術家の話」なのですが、彼の生活や活動に密着したドキュメンタリー部分を見て、衝撃を受けました。

 失聴以外にもさまざまな障害を抱えているのです。
 24時間、365日にわたって重低音の大音量の耳鳴りがして、明るい光の下では頭痛が誘発されるためにサングラスをかけてカーテンを引いた部屋で暮らし、月の半分くらいは体調が悪くてトイレにも行けない状態で寝たきりになるらしい。
 そして、不安神経症などにもかかっていて、毎日、大量の薬を服用し、その副作用もあるとか。

 番組では取り上げていませんでしたが、どうやら、発作的な自殺未遂もしているらしい。
 自分に置き換え、ちょっとどこか体調が悪いだけでもどよんと暗い気持ちになることを考えてみると、その気持ちもわからなくはない気がします。

 番組を見たときの私の体調や精神状態もイマイチだったのですが、見ていて辛くなり、いろいろ考えさせられました。

 それでもとりあえずは、その交響曲を聴いてみようと思ったところ、視聴者からの要望に応える形で、4月27日(土)に、「交響曲第1番 HIROSHIMA」の演奏会をノーカットで放送するそうです。

 「幸せな気分になる」という種類のものではありませんが、興味のある方は、ぜひ。


【2014年2月12日 追記】
上記の内容は、残念な結果となりました。
機会があれば、また、改めて投稿します。

posted by 「辻行燈」 at 10:44 | かわさき話

2013年03月28日

■ 『夜と霧』 (川崎)

 大学時代、フランクルの『夜と霧』を読もうと思って買い込んだものの、読むことができず、いつか処分してしまっていました。

 第二次大戦中に、ナチスの強制収容所に送り込まれたユダヤ人精神医学者が、その過酷な体験を綴った本です。

 東日本大震災のあとに、この本がベストセラーになったそうです。

 確かに、多くのものを一瞬にして奪われてしまった不条理としか言いようのない状況で、「いかに絶望せずに生きるのか」というのは難しいことで、その答えを探して求めた人も多かったことでしょう。

 そのニュースを聞いたときに、読んでみようかと思いつつも、そのままになっていました。

 再度興味を持ったのは、(軽くて恥ずかしいのですが)NHKの「100分 de 名著」という番組で取り上げられたのを見たからでした。

 最近、軽い本ばかりを読んでいるので、ぜひ読もうと思いました。池田香代子による新訳も出ているようだし。

 が、ネットで探して『夜と霧』をポチッとする前に、NHKのこの番組のテキストを買おうかと迷っている自分がいて、「うー、私はいったいどこまで軽薄になってしまったのだ!」と自己嫌悪に陥っているところです。

「どんな時も、人生には意味がある」
「人間が人生を問うに先立って、人生から人間は問われている」
「幸福を求めると、幸福は逃げていく」
といった名言が溢れているらしい。

 彼の他の著書、『それでも人生にイエスと言う』は、タイトルからしてすごいな、と思い、『夜と霧』の次に読むことに決めました。

 問題は、仕事が忙しすぎて、「読書の時間」がほとんど確保できないことです。
 仕事に出かけるときの車内は、かろうじて読書ができますが、グッタリと疲れて帰る電車の中では、超軽めのミステリー小説が精一杯で、以前はバカにしていたスマホゲームをしてしまうことさえある日々に、こういう重厚なものが読めるかどうか……。

 しかし、本を読む決意だけをブログに書くというのも、なんだかなぁ。

 何度も何度も書いたことですが、生活を見直そうと思いました。
posted by 「辻行燈」 at 10:02 | かわさき話

2013年02月14日

■ 友人の個展のお知らせ (川崎)

 高校時代の友人が、刺繍やビーズなどの手芸作品をこつこつとつくっています。

 おっとりした性格の人なので、自分で無理のないペースで作品をつくっており、量産体制にはできないようですが、それでも仕上がりを待ってくれる熱心なファンもついているもよう。

 彼女の作品は、普段、神楽坂の「てまめ」というギャラリーに置かれているそうです。

 そのギャラリーの案内を送ってもらったのは、もう2年くらい前のことでした。
 「行く行く」と言ったまま、一緒に送ってくれたお酒はおいしくいただいたものの、ギャラリーへはいつでも行けるだろうと思ってか、なかなか時間がつくれず……(すみませぬ)。

 そうこうしているうちに、彼女の個展が、そのギャラリーで開かれることになりました。

●場所:「ギャラリー・ショップ・カフェ 神楽坂てまめ」
 東京都新宿区袋町2番地 鈴木ビル1-C

●期間:2月19日(火)〜23日(土)

※本人のブログは、「kotsu-kotsu handmade」です。

temame-koten.jpg

 今度こそ行きますっ!

 そして、こういうが好きな人は、ぜひ、(何かのついででもいいので)足をお運びください。



 ちなみに、少し前のことですが、そのギャラリーの人から彼女にこっそり告げられた話によると、お忍びで訪れたアラブの某国の王子様が、お母様へのお土産として、彼女の作品を買って帰ったことがあったそうです。

 なんだか、夢のある話ですね。

 もしかして、アルジャジーラの放送で、どこぞの王族の映像などが流れたときに、王妃が彼女の作品を手にしているかもしれないのですね。



 それにしても、こういう作品がこつこつ作れる人のセンス(と根気)がうらやましいです。

 私は20代のころに、「家具職人になりたいな」と半日だけ夢想したことがありましたが、制作過程を勝手にイメージトレーニングしてみたところ、どうやっても、箪笥の引き出しの取っ手の飾りを左右対称に彫ることができず、それで断念したことがありました。
 始める前から、根気がありませんでした。
posted by 「辻行燈」 at 12:01 | かわさき話
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